中学生になると、ニキビに悩みだします。スグに治るニキビもあれば、一向に治る気配のないニキビまで様々ですが、体が子供から大人になる課程で、分泌物も多くなりますので、しっかり洗顔が出来ていなければ、意外なほど簡単にニキビは出来てしまいます。
という訳で、ニキビの予防・改善・解消の基本は洗顔ということになります。ただ、1日中洗っていればいいのかというと、そういうことではありません。
逆に、洗い過ぎもよくないのです。肌から出てくる皮脂は、外部から攻めてくる細菌などをガードする役目がありますので、洗顔ばかりしていると、皮脂が全て流されてしまい、肌をガードすることが出来なくなります。
ただ、思春期の間は、ホルモンの働きが活発なため、皮脂が過剰に分泌しやすくなりますので、ニキビが出来やすくなるのも事実です。
という訳で、大人になってから出来るニキビと中学生のニキビとでは、多少なりとも違いがありますので対処法も違ってきます。
①ニキビが出来やすい部位とは?
中学生のニキビで一番多いのはTゾーン(おでこ・鼻)です。逆にえば、Tゾーンが一番皮脂が過剰に分泌されるということです。皮脂が過剰に分泌しただけではニキビにならないのですが、溜まった皮脂のところにアクネ菌が繁殖すると皮膚が炎症を起こして、それがニキビとなります。
②ニキビ跡は残るモノ?
中学生は、基本的に新陳代謝が活発なため、肌のターンオーバーも活発です。そのため、軽度のニキビであれば跡が残りにくいと考えて良いのですが、大きなニキビ(強い炎症を起こしているニキビ)を無理やり潰してしまうと、クレーターとなって跡が残る場合があります。そうなると、大人になってからも治らず、デコボコの皮膚になる可能性があります。
③中学生にニキビが多い理由は?
ニキビが出来る原因としては、「皮脂分泌の活性化」「ストレス」「睡眠不足」「栄養バランスの悪い食生活」「紫外線」などです。
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●皮脂分泌の活性化
中学生になると、ホルモン分泌が活発になり皮脂の分泌も活発になります。そのため、Tゾーンのように皮脂腺が多い部分には皮脂が多く分泌されます。
●ストレス
ストレスをゼロにすることは出来ませんが、心身ともに余裕のある状態をキープすることを心掛けることが、ストレスを溜め込まないコツです。特にイライラするとストレスが溜まりやすいため、イライラしそうになったら、一呼吸おいてイライラ感を体から解放させる習慣を身に付けることが大切です。そのコツは、イライラしそうになったら、心の中で1~10まで数を数えることです。10秒間、我慢できればイライラ感は大抵収まるものです。
●睡眠不足
規則正しい生活習慣は、生活習慣病の予防の第一歩ですから、ニキビ云々を考える前に、当然気にしなければならないことです。学校やクラブや塾の時間帯を考慮し、出来るだけ遅くまで起きない生活のリズムを作ることが大切です。特に、夜23時からの睡眠時は、成長ホルモンが活発に分泌されるため、出来るだけ23時までには寝るようにし、勉強する時間を確保するのであれば、早朝に勉強時間を作るようにすべきです。
●営業バランスの悪い食生活
中学生になると、食べる量が多くなりますが、間食ばかりしていると、肝心な食事の量が減り、間食の方がメインになっている中学生もいます。そのようなことをしていると、当然栄養のバランスが崩れることになり、ホルモンバランスも崩れてしまうため、ニキビも出やすくなります。
●紫外線
スポーツ系のクラブをしていると、どうしても太陽の光をまともに浴びることになります。そのため、大量の紫外線を浴びてしまうのですが、紫外線を毎日浴び続けていると、ニキビやシミの原因になります。そのため、日焼け止めクリームは必需品といえます。肌の弱い人のために、シリコンや紫外線吸収剤が含まれていないクリームも販売されていますので、自分に合った商品を選ぶことも重要です。
なお、テレビコマーシャルで宣伝している商品を見ると、どんなニキビでもスグに治るように思えてしまいますが、万人に効果があると言い切れる商品などありません。
そのため、あまりにもニキビがヒドイ場合は、薬局で適当に薬を買ってきて試すのではなく、皮膚科のある病院で専門医に診てもらい、適切な薬を処方してもらって治療するのが一番確実で早く治す方法と言えます。
軽度の場合は、薬局の薬でもスグに治る場合もありますが、ニキビが治ってもスグに出来てしまう…ということを繰り返すようであれば、だんだんヒドクなっていくはずです。
そのため、病院へ行くのは面倒に感じるかも知れませんが、まず病院に行くことをオススメします。
素人判断をして、大人になってからデコボコの肌になるのは誰もがイヤだと思われますので、ニキビ対策は面倒臭がらないことと、軽度のうちに対処することが非常に重要になります。
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