UA-73012225-1

リストカット依存は病気じゃない?それとも病気?

リストカットを依存症と見れば…

1-25-01-%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%88%e3%82%ab%e3%83%83%e3%83%88%e3%81%af%e4%be%9d%e5%ad%98%e7%97%87%ef%bc%9fリストカットは、医学的には病気とされている訳ではありません。

しかし、リストカットはエスカレートしやすいという特徴があります。 エスカレートするということは、リストカットに依存していることになります。

そのため、依存症という見方をすれば、リストカットも病気と言って良いのかも知れません。

ある説によると、皮膚を切ると、脳内でモルヒネが分泌されるため、「心の痛み」をやわらげる作用があるとされています。

そのため、リストカットをすると、ツライ気持ちがやわらいで、ホッとした気分になれる人もいます。

1-25-02-%e3%81%82%e3%81%8f%e3%81%be%e3%81%a7%e4%b8%80%e6%99%82%e7%9a%84しかし、それはあくまで一時的なもので、「心の痛み」を解決しない限り、根本的な解決にはなりません。

ちなみに、モルヒネとは、痛み止めと同じ作用がある麻薬物質です。

麻薬物質は、使い続けると効果が落ちるという特徴があります。

そのため、次第に回数や量が増えていきます。

リストカットは、それと同じような特徴があります。

最初は、ツライことがあったときなど、1週間に1~2度ぐらいだったのが、次第に間隔が短くなり、毎日リストカットするようになります。

そして、1日に何度もリストカットをしたり、それまで片方の腕だけだったのが、反対の腕も切るようになり、中には太ももやお腹を切る人もいます。


スポンサード リンク


リストカット依存は、いきなりやめられない!

1-25-03-%e3%81%84%e3%81%8d%e3%81%aa%e3%82%8a%e3%81%af%e7%84%a1%e7%90%86%ef%bc%81 リストカットに至った根本的な原因を解決せず、そのままリストカットを続けていると、次第に切っても気持ちがやわらがなくなります。

しかし、切らないでいると、もっとツライという状態になってしまいます。

元々、気持ちをやわらがせるために始めたリストカットですから、これは生き延びるための手段でもあった訳です。

しかし、リストカットをしても、効果が薄れてくると、生きようとしていた気持ちが無くなり、「死にたい」という気持ちが湧き出てきます。

だからといって、リストカットをやめようとしても、なかなか上手くいくものではありません。

そのため、一気にやめようとせず、徐々に回数を減らしていくようにします。

ただ、何となく「やめよう」と思っていても、やめられるものではないので、リストカット日記を付けることがお勧めです。

毎日、簡単で構わないので、どのような状況のときに、リストカットをしたくなったのか、またはリストカットをしてしまったのかを書いていくのです。

1-25-04-%e3%83%91%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%92%e8%a6%8b%e3%81%a4%e3%81%91%e3%82%8b それを数週間から1ヶ月ほど続けていくと、リストカットするときのパターンが見えてきます。

例えば、「学校でイヤな事があったとき」「家庭内でケンカをしたとき」など、リストカットしたときに、起きていたことがパターン化されてきます。

逆に、リストカットのことを考えない状態のときも見えてきます。

例えば、「リビングでテレビを見ているとき」「部屋で音楽を聞いているとき」などです。

それが分かってくれば、リストカットしそうな日は、リストカットのことを考えないでいられる場所へ移動したり、リストカットを忘れていられる趣味などをすることで、リストカットを回避していけるようになります。

そのようにして、リストカットから気持ちをそらし、少しずつで構わないので、回数を減らすようにしていきます。

日記を書くのは面倒に感じるかも知れないので、日記というより、1週間の行動予定表に似たモノを作り、「何時に何があった」「何時にリストカットした」と表の中を埋めていくようにするだけでも構いません。

それだけでも、1週間が終わって見直せば、リストカットのパターンが見えてきます。

リストカットの傷跡は消せるのか?

リストカットのキズ跡を消す方法はいくつかありますが、いずれも完全に消すことは無理と言えます。

① 塗り薬
リストカットしてスグであれば、キズ跡が赤い状態なのですが、その状態であれば、アットノンと呼ばれる塗り薬で、キズ跡はかなり薄くなります。 しかし、時間が経って、キズ跡が白くなっていると、アットノンでは効果がありません。

② レーザー治療
レーザー治療は、数回に分けて行うということもあり、10万円以上は費用として必要となります。 なお、完全に消すことは無理で、ボカして目立たないようにする感じになります。

③ 手術
手術の場合は、キズ跡の部分を切り取り、切り取った部分を縫い合わせます。 その縫い合わせた部分は、長い1本の傷跡として残ります。 要するに、リストカットの傷を消す代わりに、長い1本の傷が残るという訳です。 という訳で、リストカットの傷を消すのは簡単なことではありません。 そのため、消すのではなく、傷跡を隠すという方法があります。

◆ リストカットの傷跡をカンタンな隠す方法
① リストバンドを付ける
② 長袖の服を着る
③ ファンデーションテープで隠す

1-25-05-%e3%81%8a%e5%8b%a7%e3%82%81%e3%81%af%ef%bc%9fただ、リストバンドだと、洋服に合わない場合もありますし、長袖の服を着るといっても、夏場に長袖の服を着る訳にはいきません。

しかし、ファンデーションテープであれば、傷跡を目立たなくするだけでなく、防水性があるため、プールや温泉にも行けます。

ただ、これも目立たなくするのが精一杯で、よく見ると傷跡が見えますので、完全に見えなく出来る訳ではありません。


スポンサード リンク




  • このエントリーをはてなブックマークに追加