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中学生の親が教育相談したいときに行くべき所は?

親や教師が解決できない場合は?

自分の子供が中学生になって、親は色んな悩みを持つものですが、親だけでは解決できないことも少なくありません。

とにかく、簡単に解決できないことは、親だけで抱え込まずに、相談できる人を探すべきです。そうしなければ、親も精神的にまいってしまいます。そのため、相談すべき相手を探すのは、親の大切な役目のひとつです。

●親が相談にいく所

①小児科
②内科
③精神科
④思春期外来
⑤カウンセリング
⑥家庭子どもセンター
⑦保健所
⑧精神保健福祉センター

例えば、子供がお腹が痛いと言うので、学校を休ませて病院へ行くことは、よくあることです。ただ、それが頻繁で、毎回特に悪い所はないという場合、仮病で学校を休もうとしていることは明白です。

そのような場合、親が子供に学校へ行くように促して、素直に登校することは希です。しかし、親が子供に学校へ行きたくない理由を聞いても、納得できる理由を言わないことは少なくありません。

そのような場合、毎日毎日「学校へ行きなさい」と言い続けても、おそらく進展はないため、様々な相談機関(思春期外来のある病院など)に相談すべきです。

子供の思いや悩みは千差万別ですから、それに応じた対応をしなければならないのですが、やってはいけないのが下記の2つです。

①親だけで解決しようとする
②専門医以外に見てもらう

例えば、体の悪い部分を検査で調べる事は出来ても、カウンセリングが出来ない医師は多くいます。それぞれ専門分野がありますので…。

そのため、専門医以外に相談しても「心理的なことは専門ではないので…」と断られることは少なくありません。

従いまして、子供の精神的なことを相談するのであれば、精神科や思春期外来などカウンセリングをしてもらえる病院へ行く必要があります。

あと、体の調子が悪い訳でもないのに、遊びたいがために遅刻や早退したり、登校したフリをして欠席するような場合もあります。そのようなことをするようになると、友達と一緒にやっていることが多いため、友達と一緒にいる限り是正させることは難しく、親やが注意しても、全く改善しないことも少なくありません。

それは、学校へ行けば必ず友達がいるからです。最初は、遅刻・早退・欠席を頻繁に行うようになり、そのうち帰宅時間が遅くなるだけでなく、帰宅しなくなります。

そこまでいくと、親と中学校の教師が一緒になって改善させようとしても、全く言うことを聞かない子供もいます。


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育てることが無理だと判断した場合は?

となると、地域の家庭子どもセンター(名称は様々)へ相談することになります。

そして、遅刻・早退・欠席だけでなく、万引きや喫煙をしたり、帰宅しない日が多くなり、しかも、頻繁に家族のお金を盗むため、親もお手上げということであれば、家庭子どもセンターが、家庭で育てることが難しいと判断すれば、児童養護施設に入所させるということもありえます。

その場合、まず1ヶ月ほど入所させ様子を見て、大丈夫そうであれば自宅に戻されます。しかし、また以前のような荒れた生活に戻ってしまった場合、中学校を卒業するまで、児童養護施設に入所させるという判断が下される場合もあります。

その場合は、自宅近くの児童養護施設では、脱走しようとする可能性があるため、自宅から離れた児童養護施設が選ばれます。そうなると、当然中学校を転校することになります。

しかし、そこまでする必要があると判断され、親も了承すれば、子供は児童養護施設へ引っ越しし、そこから転校先の中学校へ通うということになります。

ちなみに、児童養護施設に子供を入所させる場合、親は費用を支払う必要があります。ただ、その費用は親の収入の額によって決められるため、親の収入が少ない場合は、費用は一切免除させる場合もあります。

という訳で、中学生の親が教育相談したいとき、相談する機関は色々とあります。

最終的には、子供を別の場所で生活させることも検討しなければならない場合もあります。そのため、最初は担任教師に相談することになるかと思われますが、どうにもならない場合は、教師に相談し適切な公共の相談機関を紹介してもらうことも出来ます。

親や教師だけでは、どうにもならない場合はありますので、そのような場合は、躊躇せず家庭子どもセンターのような相談機関を利用することが大切です。

施設など、他人に子供を託すのは、恥ずかしいことではありません。積極的に相談機関を利用し、子供のためにも、親のためにも、最善と思われる方法を導き出して下さい。

なお、施設には色々な種類があり、重い犯罪を犯した中学生が入るような施設もあれば、親がいないために入る施設など様々です。そのため、施設によって、子供に対する対応が多少なりとも違っています。

しかし、そのようなことは、普通の親には分からないため、家庭子どもセンターの担当者が、適切と思われる施設を選んでくれます。ただ、空きがなくスグに入所できない場合もあるため、空きが出るまで待たなければならないこともあります。


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