寝る時間じゃなく、起きる時間に左右される!
よくある月曜日の朝のやり取り
母『 ○○(子供の名前)、早く起きなさい 』
子『 あと5分だけ… 』
母『 もう7時過ぎてるよ! 』
子『 … 』
毎週月曜日になると、上記のような会話をしている家庭は少なくないかと…。
それにしても、月曜日の朝は、どうして他の曜日より眠たいのでしょう?
多くの人は、「日曜日の晩は寝るのが遅いから」と考えていると思われますが、実は、そうではないのです。
月曜日の朝が眠たいのは、土曜日以前の生活に問題があるからなのです!
中学生ぐらいであれば、必要な睡眠時間は8時間ぐらいとされています。
人間の体は、目覚めたときから16~17時間ぐらい経過しなければ、眠れないようになっています。
ということは、何時に眠ることが出来るかは、その日の朝、何時に起きたかによるということです。
だから、朝起きる時間は、寝た時間に左右されるのではなく、前日の朝、何時に起きたのかによるということです。
要するに、月曜日の朝、寝坊せずにスッキリと目覚めるには、前日に寝る時間を気にしていたのでは遅いということです。
月曜の朝、グズグズしないためには…
月曜日の朝グズグズせずに起きるためには、もっと前から早く眠ることが出来るリズムを作っておく必要があります。
しかし、学校から帰ってきて、食事をしたりお風呂に入ってから勉強などをすれば、寝る時間が遅くなり、理想的なリズムを作り出すことは難しくなります。
という訳で、朝しっかり起きるためには、夜型のスタイルを朝型に変えるべきです。
朝早く起きて勉強するようにすれば、朝なかなか起きられないということにはなりません。
今までの生活習慣を変えるのは、意外に大変なことですが、眠たいまま学校に行っても、授業に身が入るハズはありません。
睡魔に襲われながら授業を受けても、帰ってから復習も出来ないですから、夜型の生活を改めて、朝方の生活スタイルにすることをお勧めします。
もう少し詳しく説明すると、人間の体内時計は24時間ではありません。
24時間より少し長いとされています。
しかし、1日は24時間サイクルで動いているため、人間の体内時計は誤差が生じてしまいます。
そのため、その誤差を調整する必要があるのですが、体内時計は、目を覚ましたときに誤差を調整するようになっています。
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朝7時に起きると眠たい理由は?
日曜日の午前10時に起きたとすると、そのあと16~17時間ぐらい経たなければ眠たくなりません。
ということは、日曜日の就寝時間は必然的に遅くなります。
だから、毎日7時に起きているのであれば、日曜日の朝10時まで寝ていた場合、月曜日の朝は、前日の日曜日の朝と比べて2.5時間も早く起きなければいけなくなります。
でも、体は「あと2時間半は寝ていたい」という状態です。
人間の睡眠は、前半より後半の方がレム睡眠(深い眠り)が多くなります。
そのため、あと2時間半は深い眠りを続けていたいのに、7時に起こされるということは、それを断ち切られることになります。
だから、朝7時に起こされると、かなり眠たい状態で起きなければいけない訳です。
という訳で、月曜日の朝スッキリと目覚めるためには、日曜日の晩の睡眠時間だけを気にしていては解決できないということです。
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