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中学生のケンカの原因で多いのは?

文部科学省によると、ケンカではなく「暴力行為」という表現で問題を捉えていますので、友達同士のケンカだけでなく、生徒同士の暴力問題の他に、教師に対する暴力問題も調査対象にしています。

そのため、中学生同士のケンカの原因についての公的な調査結果というものはありません。ちなみに、文部科学省の調査結果によると、中学生同士のケンカは、中学校内が45%くらいで、中学校外でのケンカの方が多いようです。

ただ、有名な機関の調査でなければ、色々なアンケート調査結果がありますので、それらをまとめたのが下記です。

■ケンカになった原因(中学生)

①ウソを言われたので
②悪口を言われたのが原因で
③陰口を言われたのが分かったので
④じゃれ合いが本気になってしまいケンカに
⑤お金やモノの貸し借りが原因で
⑥約束を破られたので
⑦クラブで考えがぶつかり合って
⑧モノを盗まれたから
⑨ルールを守らない人がいたので
⑩イライラしていたので


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人間の感情は、いつも一定ではないので、普段なら何とも思わないようなことでも、イライラしているようなときは、何気ない一言にイラついてケンカをしてしまうということもあるかと…。

ただ、気分にまかせてケンカばかりしていると、社会の中で上手くやっていけません。そのため、子供は中学校などに通うことによって、社交性を学び、腹が立ってイライラしたとしても、理性でそれを抑えることが出来るようになることを学びます。

それでも、理性の限界を超えてしまうことはあるもので、大抵の人は一度や二度は誰かとケンカをしたことがあるかと…。

いずれにしても、中学生くらいであれば、大人のように理性で自分を抑えることが出来ないことが少なくなく、口で上手く説明できずに手が出てしまうということもあります。

それは、ある程度仕方のないことではあるのですが、ケンカで相手にケガを負わせてしまうことがあります。それは、仕方がないでは済まされないため、やはりケンカは出来るだけさせないように教育すべきです。

ただ、大人でも殴り合いのケンカをするくらいですから、中学生にだけケンカをさせないようにするのは無理があるのも事実です。

しかし、ある調査では、親が子供を叱るとき、暴力を一切振るわなかった親の子供は、大人になったとき、自分の子供を叱るとき暴力を振るわないという調査結果が出ています。そのことからも分かる通り、ケンカをしたとしても、相手にケガを負わせるようなケンカをしない子供に育てるためには、親が暴力を振るわないというのが絶対条件になります。

だからといって、暴力は振るわないがイヤミばかり言うような親の子供は、親と同じようなことをする傾向にあるようですから、暴力だけが問題という訳ではないのですが…。


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